2015年11月04日

新小牧市立図書館建設基本計画を読み直そう!

 住民投票の結果、小牧市においては「いわゆるツタヤ図書館」建設の可能性はゼロになりました。
 今後は、平成21年3月に策定された新小牧市立図書館建設基本計画に基づいた検討が開始されると思われます。

 策定されてから6年半が経過しましたが、この間には殆ど検討されることはありませんでしたが、読み直してみると、極めて充実した内容の基本計画であると、私は感じました。今後の新図書館建設検討に際し、皆様も是非お読みいただきたいと思います。
 ただ、一カ所訂正されていない部分がありますので、本日は、その点について記述いたします。

★現在の小牧市立図書館(本館)の耐震性について
 基本計画7ページの第3章小牧図書館の現状と課題の冒頭には、現在の小牧市立図書館(本館)の耐震性について次のように記載されています。
(基本計画7ページ冒頭部分引用)
1 図書館の建物の状況
 本館は、敷地面積は2,919uで、鉄筋コンクリート造の地上3階建て、延床面積2,224uです。建物は、昭和56年の建築基準法改正前に建てられた鉄筋コンクリート造(RC造)のため、現在の耐震基準を満たしていません。
(以上)

 平成23年第2回定例会(6月議会)において、竹内里美議員は、現在の小牧市立図書館(本館)の耐震性について次の質問をされました。
(竹内議員の質問を会議録より引用)
 平成20年3月、新小牧市立図書館建設基本構想が作成され、平成21年3月には同基本計画が作成されました。 
 2つの公文書には「現在の小牧市立図書館は、昭和53年1月に開館し、昭和56年の建築基準法改正前の建物であり、耐震基準を満たしていない」と明記されています。そこで、まず耐震診断の結果をお尋ねします。
(以上)

 竹内議員の質問に対して、中嶋教育部長(当時)は、次のように答弁されました。
(中嶋教育部長の答弁を会議録より引用)
 図書館の耐震化について、新図書館の基本構想、基本計画には耐震基準を満たしていないと書かれているが、耐震診断の結果はどうかというお尋ねでございます。
 図書館の耐震性についてでございますが、基本計画では、昭和56年の建築基準法改正前に建てられた鉄筋コンクリート造の建物ということでございますので、現行の耐震基準は満たしておりませんと記述してありますが、平成20年度に行った第2次耐震診断は、構造耐震指標でありますIS値が0.66でありまして、国土交通省の安全基準IS値0.6を上回っております。・・・第2次診断でIS値が0.6以上あれば、現行の基準法と同等の耐震性能があるとされております・・・。
(以上)

 中嶋教育部長の答弁の通り、現在の小牧市立図書館(本館)は、昭和56年の建築基準法改正前に建てられた建物ですが、耐震基準を満たしていますので、本来は、基本計画の耐震性に関する記述を訂正すべきですが、そのままになっています。

 昭和53年に建設された現在の小牧市立図書館(本館)が、何故56年昭和56年の建築基準法改正の基準を満たしているのでしょうか・・・。
 この点について、現在の小牧市立図書館(本館)を、若い時に設計した西尾貞臣議員は、「名古屋のテレビ等や東京タワーなど数々構造設計をされた内藤多仲さんという学者の愛弟子の田中彌壽雄氏(早稲田大学名誉教授)に、図書館の構造設計をお願いした」とのことでありました。
 旭化成建材による杭工事のデータ偽造問題が話題になっていますが、現在の小牧市立図書館(本館)は、建物の設計はもとより、見えない構造設計にも、素晴らしい取り組みが行われていたのですね。
 小牧市では耐震基準を満たしていない公共施設の耐震工事が実施されましたが、56年以前に建てられた公共施設の中で、現在の小牧市立図書館(本館)が一番頑丈な建物とのことであります。
 
 また、愛知県内の建物の中で、「見るべき建物」の1つに選ばれている現在の小牧市立図書館(本館)は、新図書館が建設された以降には、取り壊すことなく何らかの施設として活用して残していただきたいですね。 
 
 上記の通り、平成21年3月に策定された新小牧市立図書館建設基本計画をお読みになる場合には、耐震性に関する記述は事実と相違することにご留意ください。

 
 
ラベル:小牧市 地方自治
posted by お好みシェフ at 20:46| Comment(0) | 地方自治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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