2015年10月07日

小牧市長の終わりの始まり

 今回の現在の新図書館建設計画に関する住民投票は、いわゆるツタヤ図書館を、佐賀県の武雄図書館、神奈川県の海老名市立図書館に次いで、全国で3番目の図書館として建設計画を進めるにあたり、市民に全く説明することもなく市民の意見を全く聴くこともなく小牧市が進めていることに対して、こまきの図書館を考える会の皆さんが、5,713人の署名を集めて直接請求したことに基づくもので、投票率が50%を上回る50.38%の中で、反対票が賛成票を大きく上回る56.43%を占めたことは、小牧市民がこのまま進めることに「ノー」との意思表示をしたことであり、法的拘束力はありませんが、小牧市長が政治的拘束力を考慮して、この結果をどのように判断するかが、小牧市のみならず、全国からも注目されています。

 しかし、小牧市政を是々非々の立場で見続けていた私にとって、今回の住民投票が行われる前から、「今回の住民投票を機に、小牧市長も、地方議員の重要な役割である首長の監視が全く出来てないどころか、小牧市長と一体になって小牧市政を進めている牧政会議員と一部の無会派議員にとって、猛省の機会として欲しい」と主張してまいりました。
 それは、「このままの小牧市政が今後何年も続けば(現小牧市長が2期努めれば今後3年半、3期であれば今後7年半、4期であれば今後11年半・・・)、間違いなく小牧市民の不幸に繋がる、小牧市職員の不幸に繋がる」と確信したからであります。
 図書館と同じような問題が、今後も次々と発生する可能性が極めて高いということであります。

 昨日のブログタイトルは、「人生で初めて敗北した小牧市長は、人生で初めて反省が出来るか・・・」でしたが、住民投票の結果を受けて5日未明に行った小牧市長の記者会見の様子を報じた昨日(10月6日)の朝日新聞の記事を読んで、「小牧市長に猛省することを期待した私の考えは甘かった・・・」「住民投票の結果を踏まえ、現在進めている新図書館計画を一端白紙にし、市民の意見を進めて新し図書館の建設を進めます・・・」と表明すれば、落ち込んだ評価も回復するのに・・・、と思いました。
 
 相変わらず、情報の乏しい多くの市民に事実と相違するウソをつき、情報に乏しい多くの市民をごまかす記者会見をする小牧市長の様子に接し、本日のブログタイトルを小牧市長の終わりの始まりと致しました。
 このようなタイトルでブログを書くことは、私にとって決して喜ばしいことではなく、残念なことでありますが・・・。

10月6日の朝日新聞(尾張面)
img704.jpg


★記者会見における小牧市長の主張
 「小牧市長が事実と相違する発言としている」、「住民投票の結果をうけて間違った発言をしている」と、私が判断した4ケ所に赤い線を付けました。
1.反対の理由は金額なのか、民間との連携なのか、デザインなのか、ポイントは明らかになっていない。

2.(投票前に)様々な情報が出ていた。正しい情報ばかりでない。市民が理解されたのか、思うところがある

3.(説明会での質疑について)中立性の問題があり、わかりにくい説明に終始した点もある。

4.よりよい計画になるように十分に議論し、より多くの人が理解できるよう努力したい。

★小牧市長のデタラメな発言に対する「こまき無答塾」管理者である私の反論
1.について
 9月1日に開催された小牧市議会本会議において、こまきの図書館を考える会の渡邊育代共同代表は、議場の議長席の前の中央演壇で次のように意見陳述されました。
 演壇から一番近い理事者席で渡邉代表の意見陳述を聞いたのは、小牧市長と教育長でした。
(ネットのライブ中継の録音より)
 市民の意見を聞いてくださいということなので、図書館建設をするなということではありません。
・・・今の図書館建設計画で建設費をもう少し削って今の計画を見直してくださいということでもないのですね。
 今進められている図書館建設は市民の意見を聞いて進められているものではないので、先ずは白紙に戻して、ゼロベースから市民の意見を聞いて進め直してくださいということの住民投票なのですね。
 市長が既に市民の意見は聞いて進めていますよと言われていましたけど、こんなに署名が集まったということは、そうじゃないって思っていらっしゃる市民が多いということだと思うんですね・・・
(以上)

 渡邉共同代表は、9月8日に開催された文教委員会において、谷田貝将典議員(小牧市民連合)の「白紙」に関する質疑に対し次のように答弁されました。
(ネットのライブ中継の録音より)
 私たちは、図書館建設をするなということでもなく、また、今の図書館建設計画で、建設費をもう少し削って見直してくださいということとも違うのですね。
 今進めている図書館建設は、市民の意見を聴いて進められているものではないので、先ず、白紙にもどして、ゼロベースから市民の意見を聴いてくださいということでお願いしております。
(以上)

 事実は上記の通りであり、小牧市長の発言はデタラメです。今回の住民投票は、現在小牧市が進めている建設計画の範疇で検討するものではあ値ません。重要なことは、小牧市長が政治的拘束力をどのように判断するかという点であったのですが・・・。

2.について
 先ず、9月10日の本会議で可決された現在の新図書館建設計画関する住民投票条例の第10条の条文をご覧ください。
(住民投票運動)
第10条 住民投票運動は、自由とする。ただし、買収、脅迫等投票資格者の自由な意思が拘束され、若しくは不当に干渉され、又は市民の平穏な生活環境が侵害されるものであってはならない。
2 住民投票運動は、投票日の前日までとする。
(以上)

 小牧市長の発言の「様々な情報が出ていた。正しい情報ばかりでない」とは何を指しているのでしょうか。
 こまきの図書館を考える会の作成したビラでしょうか、民報こまきのビラでしょうか、市長後援会に作らせたビラでしょうか、ひょっとすると「こまき無答塾」のブログについても含まれているかもしれません。

 条例第10条にあるように、住民投票運動は定められたルールの範囲内であれば、10月3日までは問題ないのであります。
 それぞれの主張を、そうだ!と思うか、いや違う!と思うかは、受け止める市民が判断することであり、小牧市長が発言することではありません。
 「正しい情報を市民に提供しなかったのはのは、小牧市長本人ではないですか!」と、心の中は怒りで燃え滾っています。

 どうぞ、現在の新図書館建設計画関する住民投票条例第9条の条文をご覧ください。
(情報公開)
第9条 市長は、地涌民投票の適正な執行を確保するため、市民が適切な情報に基づいて判断できるよう必要な情報提供を行うものとする。
2 市長は、前項に規定する情報の提供に当たっては、中立性の保持に留意しなければならない。
(以上)

 小牧市長は、市民に全く説明することもなく、市民の意見を全く聴くこともなく、いわゆるツタヤ図書館の建設を進めてきたのであります。
 その内容を初めて市民に知らせたのは、8月17日の新図書館建設基本設計(案)に対するパブリックコメント実施の際でした。


 9月10日の議決により、10月4日に住民投票が行われる間に、市内4会場での説明会、「広報こまき」10月1日号、「住民投票のお知らせ」と表題の8ページにおよぶ全戸配布資料で、慌てて説明・告知をいたしましたが、これらは第9条に規定された第1項の「適切な情報」にも、第2項の「中立性の保持」にも反する、事実と相違する内容です。
 小牧市長が、「正しい情報ばかりでない」と発言したのは、これら自分自身が指示によるものを指しているのでしょうか・・・、「よくもヌケヌケと、ごまかしの上にごまかしを重ねられる首長だ!」、「怒り新党!です。

3.について
 小牧市長は、「中立性の問題があり、わかりにくい説明に終始した点もある」と発言していますが、4ケ所のうち、2ケ所の説明会に参加した私の感想は、「新図書館建設推進室長をはじめ市職員の説明は、質問に対して指示通りの説明(事実と相違するウソの説明でありましたが・・・)分かりやすい説明をした」ということであります。

 唯一、私が参加した範囲内でいえば、私が東部市民センターで、小牧市長の回答を求めた「事実と相違する資料に基づく説明だ。市民をごまかす説明会だ!」との意見に対して、「質問の趣旨がよく分からない」と、分かりにくい説明どころか、逃げまくることに終始しました。
 
 私は、「もし、私の誤認に基づく発言であれば、小牧市長をはじめ市職員の方に土下座して謝らなければならない!」とまで言ったのですが・・・、土下座して謝る方は、果たしてどちたでしょうか・・・。

4.について
 4については、現在の新図書館建設計画を、一端白紙にすることであり、それ以外の選択肢は、小牧市長は住民投票の結果を無視したと、良識ある小牧市民だけでなく、全国の良識ある市民のかたから、「小牧市長は最悪だ!」と評価されるだけだと、私は判断しています。

 明日は、改選で選ばれた議員が、上記の小牧市長の発言に対して、どのように対応すべきかという内容のブログを書く予定です。

(9月7日午前9時追記)
 10月4日のブログに、市議選投票前の3日に、山下市長の指示により沖本副市長が一部の立候補者の選挙事務所に「当選お祝いの書類」を届けさせたことを、複数の議会関係者の確認して報告いたしました。
 この件について、今朝の朝日新聞「市長が当選祝い 市議会全会派が説明を求める方針」という見出しで報道しています。
 私はまだ確認しておりませんが、読者の方から「各紙で報道」とのコメントをいただいています。
 
 改選後の小牧市議会が猛省することを訴えてきましたが、真価が問わる第一歩として注視してまいります。
 あきれ果てた行為全国で類をみない行為極めて幼稚な行為に対して、小牧市議会の市長に対する監視機能が発揮できるかどうか・・・、良識ある小牧市民の皆さま議会の行動を監視いたしましょう。
ラベル:小牧市 地方自治
posted by お好みシェフ at 07:56| Comment(4) | 地方自治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中日新聞は6日の朝刊で単独インタビューの記事を掲載
読売新聞は7日の朝刊で中日新聞と同様な記事を掲載しています。
Posted by 小心者 at 2015年10月07日 11:53
小心者様
 情報ありがとうございました。
Posted by 堀 孝次 at 2015年10月07日 13:32
山下市長はどこが問題か判らないとのセンスなので、
検証のポイントを。

1.市が元の基本計画を踏まえたと主張する部分
 ・低層書架をやめバリアフリーを悪化させた妥当性。(車イス利用者が自ら本を手に取れなくなる。地震時の本転落)
 ・蔵書数を減らした妥当性。(70万冊が50万冊でよい理由)
 ・複合行政機能をやめる是非。(集客や活性化にマイナスではないか)
 ・指定管理期間が5年?ならば撤退時の公共図書館の継続性は担保されているか。(ツブシがきかない)

2.建設費高騰部分
 ・増額の内訳。(資材費・労務費でいくら、天井高い吹抜構造でいくら、地下駐車場でいくらなど)
 ・営業店舗部分の建築費(ツタバ看板代や内装費)を公費で支出していないか。

3.いわゆる「ド素人」のCCCに任せる部分
 ・企業ノウハウを理由とする運営の情報不開示(海苔弁)は公共図書館として責任が果たせるか。
 ・「建設費が高いと思っていた」と言うCCCはアドバイス契約業者としてふさわしいか。
 ・Tカードで市民(児童生徒を含む)のデータが民間企業に収集されるリスクは適切か。
 ・書架分類の方法がCCC独自になることは市内図書室や市外図書館との連携や司書サービスに問題が生じないか。
 ・武雄や海老名の蔵書問題は確実に再発防止できるか。(市がチェックするならそれは直営でしょ)

4.ラピオ等との関連部分
 ・テナント契約満了(平和堂H29、ファニチャードームH30?)が近いので、空床を図書館とする選択肢が再浮上する。
 ・小牧駅西駐車場を廃止すると中心市街地へのマイカー集客力を弱めないか。
 ・ペデストリアンデッキにエスカレータを付け耐震補強してまで接続して元が取れるほど人が渡るか。

これらの検証は無作為抽出の市民50人では無理です。
住民投票の縮小版多数決になるだけだからです。
CCCありきの新図書館建設推進室が市事務局を担当するのではなく、
図書館が第三者検証委員会を組織して検証すべきです。
ただし、コンサル任せではなく、日本図書館協会認定司書である山田館長を中心に行うのがよろしいかと。

その検証報告書を議員さん方で議論いただくのが効率的です。
市議会はそのように仕向けられるといいと思います。
長文失礼しました。
Posted by 驚天動地 at 2015年10月09日 18:35
驚天動地様
 丁寧な提言ありがとうございます。昨日は入った情報によると、議会の方も基本設計案を凍結し、市民との懇談会で、21年3月の基本計画をベースに、新しい図書館について市民の声を聞く方向で検討されているとのことであります。
 ご指摘いただき、今後、議会の動向も注視していきます。
Posted by 堀孝次  at 2015年10月09日 19:12
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。