2011年08月18日

ラピオは商業ビルか?

 昨日、小牧市議会の特別委員会である「小牧駅周辺活性化委員会」が開催され、傍聴いたしました。同委員会が開かれるのは1月20日以来7ケ月ぶりのことであります。
※1月20日の同委員会では、市の担当課長より「ラピオビルは、1部を補強すれば図書や書庫の荷重に耐えられる」との専門機関による調査報告がされ、ラピオに図書館を移設することに関しては、議会も了承しました。
 
 17日のテーマは、「平成23年度小牧駅周辺活性化への主な取り組みについて」ということで、「ラピオの再構築(都市建設部都市政策課担当)」と「プレミアム商品券発行事業(市民産業部商工課担当)」の2つでした。
 委員会は、それぞれのテーマについて理事者側からの説明があり、7名の委員(市議)の方が質問するという形式ですすめられました。
 今回は、そのうち「ラピオの再構築」について記述いたします。

 ラピオは、小牧駅西側の再開発事業の一環として小牧市によって建設され商業ビルで、建物は地上5階・地下2階・総床面積4万9千uのビルです。
 平成7年9月のオープン当初は、1階〜4階は核店舗のイトーヨーカ堂とテナント店の商業フロア、5階は「まなび創造館」として利用されました。しかし、イトーヨーカ堂は平成19年9月に12年間の営業をもって閉店いたしました。
 イトーヨーカ堂は、食料品をはじめ日常生活で必要なものを総合的に扱う、大規模な小売業態で、一般には「総合スーパー」と呼ばれる店ですが(業界用語では「ゼネラルマーチャンダイジングストア・GMS業態といいます)、何故、売上不振で閉店したのでしょうか。
 この時期には、イトーヨーカ堂小牧店だけでなく、全国的に中心市街地にある「総合スーパー」の閉店が相次ぎました。
 消費者の要求が、「広い地上の駐車場があり、行くのにもあまり渋滞しない郊外の総合スーパーの方がいい」と変化し、中心市街地の「総合スーパー」にあまり魅力を感じなくなったことが、イトーヨーカ堂閉店の大きな原因であった訳です

 閉店2ケ月後にラピオは、1階〜3階に平和堂が出店し、「アル・プラザ小牧店」としてリニューアルオープンしました。(4階は翌年、「えほん図書館」「市民ギャラリー」などに利用されました)
 平和堂には、フレンドマークという名前の「食品スーパーの店業界用語でSM業態といいます)」もありますが、アル・プラザという名前の店は、イトーヨカー堂と同じ「総合スーパー」の店であります。
 平成19年8月に、「小牧駅周辺整備計画」に対するパブリックコメントの募集がありました。私は提出した意見の中に「イトーヨーカ堂と同じGMS業態の店が入れば、それほどと遠くない将来に「平和堂撤退」という可能性があるのではないか」と記述いたしました。
 昨年、ラピオではテナント店の閉店が相次いだため、3階〜4階(1部)にある店を2階に集約し、「アル・プラザ小牧店」は、1階〜2階に縮小されました。
 そして、空いたフロアに、建設予定であった新小牧市立図書館をラピオに移設する計画が持ち上がりましたが、2月の市長選挙で山下市長が就任され、この計画は凍結された状態が続いてきました。(現在、ラピオ3階はシャッターで閉鎖され、4階の半分近くは空床のままです)

 前置きが長くなりましたが、ラピオ再構築に向けた努力が、ラピオビルを運営する「小牧都市開発梶i小牧市が48%出資する第3セクター)」で行われていますが、上記委員会において、市幹部からその検討状況が報告されました。
 勿論、小牧都市開発鰍ニ入店を希望する企業の交渉中の事柄でありますので、具体的な話はありませんでしたが、委員からの質問に対する答弁を聞いて、「ラピオの3・4階の空床は、図書館として利用されるのではなく、商業フロアとして利用される」と判断いたしました。
 勿論、個人的な見方ですが、早ければ月内にも「ラピオに〇〇〇〇入店」という新聞報道がされる可能性が高いと思いました。

 残念ながら、委員会においては、「ラピオビルは現在でも商業ビルか」という質疑はありませんでしたが、私は、「ラピオ再構築のポイントは、ラピオビルを現在でも商業ビルと見るかどうかである」と判断しています。
 そして、10年後、20年後を見据えれば、ラピオは、1階は平和堂の食品売り場(フレンドマーク)、2階〜4階は商業以外の利用(公共公益施設・文化芸術施設等)をしていく方が良いと思います。
 小牧都市開発鰍ヘ、資金ショートの可能性があったため、小牧市からの借入金元金の返済を2年間猶予することを3月議会で付帯条件を付けて承認されました。
 今回の検討状況が、抜本的な経営改善に繋がるとは、私は判断していません。


 
  
posted by お好みシェフ at 08:34| Comment(1) | 地方自治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ラピオについて小牧市から以下の回答をもらいました。

ラピオにつきましては、平成7年9月に地上1階から4階を商業スペースとし核店舗であるイトーヨーカ堂と専門店を配置し、5階は公共公益施設を配置した複合ビルとしてオープンしました。
えほん図書館は、平成19年11月に核店舗が平和堂に入れ替わったことに伴い、平成20年7月に4階に整備された施設であります。
さらに、平成22年にテナントが相次いで退店することとなり、ラピオビルは第一義的に商業ビルであるとの考えのもと、ビルを管理運営する小牧都市開発株式会社が主体となってテナント誘致を行い、平成23年12月に3階と4階の一部にファニチャードーム小牧店がオープンしました。
その後、平成28年6月にファニチャードーム小牧店の閉店の申し出を受け、小牧都市開発株式会社において、ラピオビルの経営方針及び施設コンセプトが決定され、市に対して、施設コンセプトである「こども・子育て」を踏まえた公共施設導入の検討要請がありました。
そして、今月の株式会社平和堂の閉店に伴い、1階に株式会社三河屋が出店することが決定されましたが、2階の一部については、現在、小牧都市開発株式会社においてテナントの誘致交渉が進められています。
3階及び2階・4階のうち民間テナント以外の部分については、施設コンセプトを「こども・子育て」と考えるラピオの再構築を図るため、市において、こどもの学び・遊び・体験の中での育ちを支援し、保護者の子育てを支援する中核施設として、(仮称)こども未来館を整備することとし、基本構想の策定を進めているところであります。なお、3階の一部には、先行して子育て世代包括支援センター等の整備を実施する予定です。
Posted by 匿名希望 at 2018年01月18日 21:32
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