2016年07月31日

もし、新小牧市立図書館をA街区に建設すれば、山下市長は、ラピオも小牧駅周辺整備計画も破壊することになる

★人間性を失した現職批判のマニフェスト

 平成23年月6日に施行された小牧市長選挙に山下候補が初挑戦した時、マニフェストに次のように掲げました。

マニフェストの「大型プロジェクト・まちづくりの見直し」項目
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 ご覧いただいた通り、冒頭に「中野市政16年間全く進んでいない」と掲げ、5選を目指した中野市長を批判しています。

 私は、当時、マニフェストの「中野市政16年間全く進んでいない」という現職の名前を挙げて批判する文章を読んで、複数の小牧市議から、「山下氏は小牧市選出の県議を8年近く務めているが、小牧市のことは全く知らない」と聞いていたが、「人間性にも問題がある人なのだなあ・・・」と思いました。

 なお、まちづくりについて市民の声を聞くことも、行政区や学校通学区の線引きの検討もしておりませんが、当選後の山下市長の言動に接し、「政治家云々以前に、人間性が欠如した人物だ!」「平気で市民に嘘をつく人物だ!」「他人の意見を聞き入れたり、反省をすることを全くしない人物だ!」「選挙のためなら何でもやる人物だ!(※)」と判断するようになっていきました。
※@平成23年10月の市議選において、応援の見返りとしての誓約書の提出要請 A平成27年2月の市長選挙おいて、「市の借金を60億円削減した」との虚偽の選挙文書作成 B平成27年10月の市長選挙において、投票日前日の当選祝い文面の配布。
 
 このような人間性の欠如した人物が、総合計画をぶち壊して策定した新基本計画の市政戦略編に「こども夢・チャレンジNo.1都市」を掲げていることを笑ってしまいますね
 小牧の子供たちが、人間性の欠如した大人になるのではないかと心配して・・・

 仮に、山下市長と同様に、人間性に問題がある人が存在し、次の市長選挙(平成31年2月)に立候補すれば、「山下市長は、任期8年の間に、ラピオビルと小牧駅周辺整備計画を壊滅的に破壊した」と掲げるかもしれません。
 まあ、マニフェストに、現職を名指しで批判するような人間性に問題があるような人は、山下市長以外にはいないでしょうが、もし今後、新小牧市立図書館をA街区に建設すれば、山下市長は、ラピオビルも小牧駅周辺整備計画も壊滅的に破壊した」というのは内容については、間違いありません。


 本日のブログは、ラピオビル小牧駅周辺整備計画に関する山下市長の破壊行為を記述いたします。

★第1の破壊
 先ず、平成20年3月に策定された小牧駅周辺整備計画の計画図をご覧ください。(小牧駅周辺整備計画は、既に整備が終わっているラピオビルのあるB街区を除き、小牧駅前のA街区・駅西駅広場・駅東駅前広場の整備計画です)

小牧駅周辺整備計画の整備計画図
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 小牧駅周辺整備計画の内容は、市有地の@の部分(緑色)を「多目的広場(にぎい広場)」に整備、市有地のA部分(黄色)に「図書館と公共施設」を整備、市有地の下のBの部分(黄色)に民間開発による「商業ビル」を整備、上のBの部分(黄色)と民有地(白色:駐車場)に「オフィスビル(賃貸ビル)」を整備、バスターミナルを駅東駅前広場から「駅西駅前広場へ移設」「タクシー乗り場の移動」「ペデストリアンデッキの撤去」などでありました。
※ペデストリアンデッキは、小牧駅からラピオビルに通じる巨大な歩道橋です。

 ところが、平成21年3月に策定した新小牧市立図書館建設計画の提出に際し、唐松会長はじめ協議会委員全員の名前で、副島教育長(当時)宛に、「新小牧市立図書館建設基本計画」に伴う意見書を提出し、その第1項目に「新図書館の建設にあたっては、継続的な来館者増を期待できる複合施設となるよう努める と」記載しています。
※私は、上記意見者については、計画を検討した協議会委員の自主的な判断でではなく、教育委員会(小牧市)から、小牧栄周辺整備計画の兼ね合いで、提出するよう指導されたとの見方もしています


 新小牧市立図書館建設基本計画が策定された平成21年度以降のスケジュールは、本来であれば、「基本設計」「実施設計」と進むハズですが、建設を予定した図書館と公共施設を含む複合施設が、A街区に予定した土地に収まらず、基本設計に入ることができませんでした

 そうした状況の中で、平成22年5月ごろより、ラピオのテナントの退店が相次ぎ、ラピオビルに大きな空床が生じる事態となりました。
 「ラピオビルの経営安定化が、小牧駅前活性化の大前提」と判断する中野市長は、A街区に予定していた複合施設の建設を取り止め、新図書館をラピオビル3階〜4階に移設することを表明しました。
 中野市長の方針については、図書館の建設場所を議決する教育委員会も、図書館の建設場所に係る条例を議決する議会も同意しました。
 また、ラピオビルが図書の荷重に耐えられるかどうかについて、専門業者の調査も行われ、1,600万円(当時の金額)をかけて補修すれば、図書館を移設しても大丈夫だと確認されました。

 その直後の平成23年2月の市長選挙で中野市長を破って初当選した山下市長は、「ラピオビルは第一義的に商業ビルだ」として、新図書館のラピオ移設を白紙にし、小牧駅前に不適合の業態であるファニチャードーム誘致を主導し、平成23年12月1日に、ラピオビル3階〜4階にオープンさせました。

 山下市長の当時の判断が間違っていたことは、ファニチャードームが、昨年10月に4階売場を3階に集約したこと今年12月末でラピオビルから撤退することで、ことで証明されました。
 山下市長は、自身の間違った判断を反省するどころか、昨年10月からファニチャードームの4階売場であったフロアが空床のまま放置されていること、12月末で3階フロア全てが空床になることについて、全く責任感を感じていません。
 しかし、この判断ミス・反省不足は、今後のラピオビルの経営安定化に繋がる第1の破壊となります。 


★第2の破壊
 平成27年1月15日に、小牧の男性が「小牧市が小牧駅前(A街区)の市有地を随意契約で東春信用金庫に売却したのは違法、不当だとして小牧市監査委員に住民監査請求」いたしました。そして、翌16日の中日新聞は次のように報じました。
成27年1月16日中日新聞記事の内容
 小牧市が名鉄小牧駅の市有地を東春信用金庫に売却した処分をめぐり、不当に廉価だったため市に損害を与えたとして、市内の70代会社経営男性が15日、損害額とする1億5301万円を山下史守朗市長が市に支払うことを求めた住民監査請求書を市監査委員に提出した。
 請求書や代理人弁護士によると、2013年4月、1億2461万円で市有地916平方bを東春信用金庫に1坪約45万円で売却した。しかし、この市有地に隣接する民有地が07年2月、マンション建設会社に売却された際は1坪約100万円だったとして、差額が市への損害額になると主張している。
 監査委員は60日以内に、請求が適合かどうかを審査し、適合なら容認または棄却の判断を示す。
 山下市長は会見し、「手続きも売却価格も問題ないと考えている。東春信用金庫への売却が市の利益になると判断した」と述べた。


 上記住民監査請求に対し、平成27年2月6日小牧市監査委員会が「却下」の判断をしていたことが2月10日に明らかになり、翌2月11日の中日新聞・朝日新聞は、次のように報じました。
中日新聞
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朝日新聞
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 住民監査請求の流れは、@請求書の収受A請求の要件審査➡B(要件を備えている場合は)監査の実施と進みますが、要件を欠いている場合には却下で監査の実施をしないという流れです。
 小牧市監査委員の判断は「1年以上経過した案件であり、要件を欠いている」との判断でありますので、監査を実施しないで住民訴訟住民監査請求を却下するということでありました。

 確かに、山下市長が東春信用金庫に市有地を随意契約で売却したのは平成25年4月でありますので、監査請求を監査する要件である「1年以内」を過ぎています。
 しかし、新聞記事をご覧いただく通り、代理人弁護士「依頼者の意向を確認し、住民訴訟を提起することになる」と述べています。

 
 その後、住民訴訟を提訴されましたが、依頼者の考えは、「東春信用金庫に市有地を売却することについては、市民には全く知らされておらず、市民が売却の事実を1年以内に把握することは不可能であった」というのが、住民訴訟提起の根拠であると、私は受け止めています。

 なお、現在、住民訴訟は高裁で争われていると聞いています。

 一体、山下市長は、一般競争入札で売却すべき市有地を、どのような手口で、随意契約で東春信用金庫に売却したのでいょうか。

「小牧市普通財産土地の売払いに関する要綱」とその改正

 要綱の第4条を、改正前と改正後と比較して見てみましょう。(改正は平成24年6月8日
改正前
(処分方法)
第4条 土地の売払いは、原則として、一般競争入札により処分するものとする。ただし、次に挙げる場合は、随意契約によることが出来るものとする。
(1)公用、公共用又は公益事業の用に供するため必要とする土地を国、公共団体又は事業者に売払う場合
(2)公共事業に用地を提供した者に、その用地に大替地として土地を売払う場合
(3)形状が不整形又はおおむね100坪未満のため、単独で利用することが困難な土地を当該土地に隣接する土地所有者に売払う場合
(4)居住用地として現に貸し付けている土地を、借り受けている者に居住用地として最小限必要な土地に限り売払う場合
(5)永続的に使用に耐える建物又は堅固な構造物の敷地として貸し付けた土地を当該建物又は構造物の所有者に売払う場合
(6)入札の不成立、落札者の権利放棄等のため入札により売り払うことのできなかった土地を売払う場合
(7)前各号に準ずる場合として市長が認める場合
(以上)

改正後
(1)〜(6)は改正前と同じ。
(7)前各号に上げるもののほか市長が必要と認める場合。
(以上)

 ご覧いただくように、改正後の第4条(7)を、「前各号に上げるもののほか市長が必要と認める場合」とし、(1)〜(6)の規定を骨抜きにしてしまいました。
 改正後の(7)を適応すれば、山下市長は市有地を全て随意契約で売却することができるということであります。
 しかし、要綱改正の是非は別として、市民にはこの要綱変更について全く公表されていなかったということです。

 一方、東春信用金庫への市有地の売却について、小牧市議会にはどのように伝えられていたのでしょうか・・・。

小牧市議会の小牧駅周辺活性化委員会(平成24年11月26日)より
江口都市建設部長(当時)の説明該当部分を会議録から引用
 小牧駅周辺整備のうち、A街区につきましては、先の9月議会におきまして、澤田議員から御質問があり、市長から「早い時期にA街区を整備する必要があり、A街区に導入する公共的な機能については、協働・交流、情報発信、あるいは生涯学習等それぞれの拠点として整備の必要性を感じており、図書館を含めて、A街区全体像の検討を進めていきたい」とお答えさせていただいたところです。
 その後の状況につきましては、一点御報告を申し上げます。内容につきましては、A街区北東部におきまして、東春信用金庫が本店の移転を行いたいとの意向があり、A街区北東部の民有地と市が所有いたします土地とを合わせた場所に、本店を建設したいというものであります。民有地の権利者と東春信用金庫との間で基本合意が調ったとのことに伴いまして、本年9月に、東春信用金庫から市に対しまして、この市が所有いたします土地を譲渡してほしいという要望書が提出されました。
 市といたしましては、検討を行った結果、この市が所有する土地約950平方メートルを東春信用金庫に売却し、民間活力によるA街区北東部の高度利用を促進していくことにより、A街区の整備を進めてまいりたいと考えております。
(以上)

小牧市議会の小牧駅周辺活性化委員会(平成25年8月23日)より 
江口都市建設部長(当時)の説明該当部分を会議録から引用
 昨年11月に開催されました当委員会におきましてA街区に市が所有いたします土地を東春信用金庫に売却し、民間活力によるA街区北東部の高度利用を促進してまいりたいと御説明を申し上げました。
 その後の状況でありますが、本年4月に市と東春信用金庫との間で土地売買契約を締結いたしまして、既に土地の引き渡しを完了しております。現在、建物の計画を進めているところと聞いております。
(以上)

 このように、市議会に対しては東春信用金庫に市有地を売却したことを報告していますが、議員が、その売却が随意契約で行われていたことを承知していたのか、また、そのために要綱改正行ったことを認識していたのかは分かりません。
 後で、「売却はそういうことだったのか・・・」と気付き憤慨されている議員もおられるでしょうが、市長と市長を支える会派のズブズブの関係で、売却が行われたのかも知れませ。

 ここで、山下市長の売却方法云々は別にして、A街区の市有地を東春信用金庫に売却したしたことは、小牧駅周辺整備計画(平成20年3月策定)にとって、正しい判断だったのでしょうか、それとも間違った判断だったのでしょうか。
 私は、「東春信用金庫へ市有地を売却したことは、大きな判断ミスである!」、なぜならば、この売却により、同整備計画は、完全に破壊されたからであります。
 本来であれば、同整備計画で目指したのは、@多目的広場の整備、A図書館を含む複合施設の整備、B民間業者による商業ビル・オフィスビルの整備、バスターミナルの駅西駅前広場への移設等であり、全てが進展していない状況の中では、同整備計画の見直しの検討をすべきですが、多目的広場の一部、商業ビルの一部としていた市有地を、山下市長が東春信用金庫に売却したことにより、同整備計画は、見直しのできない状態、取り返しのできない状態に完全に破壊されてしまいました。


★第3の破壊
 6月30日に開催され小秋都市開発鰍フ株主総会で、ファニチャードームが12月末で退店することが明らかになりました。
 また、同社の決算報告書を読めば、来年11月には、1階〜2階の平和堂が退店する可能性が高いことが予想されます。

 そうした中で、小牧市駅前にとって極めて重要なラピオビルの経営安定化のために、空床となる3階と既に昨年10月から空床となっている4階の一部に、新図書館を移設すべきでありますが、突然、ラピオビルの施設コンセプトを「こども・子育て」とし、7月6日に開催された文教建設委員会における山下市長の発言の発言は、新図書館移設を阻止するような内容です。

 もし、新図書館を、今後A街区に建設するようなことがあれば、ラピオビルの経営安定化も、A街区もくちゃくちゃ(ハチャメチャ)の状態になってしまいます。
 審議会委員の皆さん、小牧市民の皆さん、幅広い視点で、新図書館の建設場所を提言いたしましょう。

★住民監査請求の経過報告集会のお知らせ
 住民投票に際し、山下市長は「中立性を欠く説明資料を作成し、市に損害を与えた」として、伊藤宏行前市議、川島公子前市議、竹内里美前市議、成田隆三前市議が中心となって住民監査請求➡住民訴訟の提起を行っていますが、その後の経過について報告会が下記の通り開催されます。
日時:平成28年8月3日(水)午後1時30分より
場所:中部公民館 3階学習室

 なお、当日は新図書館の建設場所等についても意見交換がされる模様です。

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2016年07月30日

日本国憲法を一緒に勉強しませんか(その3)

 2005年2月2日より中日新聞・東京新聞に掲載された「逐次点検日本国憲法」を編集し、2005年7月に刊行された3冊の小冊子を教科書に、皆さんと一緒に日本国憲法を勉強し、私と皆さんが、今後予測される憲法改正議論を見つめる時の参考になればと思っています。
※なお、中日新聞社には、分かりやすい小冊子を引用させていただくことを許していただきたく、お願い申し上げます

 本日は、7月16日の「その1:前文」、7月17日の「その2:第9章改正」に続き、「第一章第1条〜8条の天皇」について勉強しましょう。


★日本国憲法第一章 天皇

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

第三条 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。

第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。

第五条 皇室典範の定めるところにより、摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。

第六条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。

第八条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。


中日新聞発行の小冊子解説(抜粋)より
〇第一条
旧憲法では、天皇を「統帥権の総攬者」と規定し、天皇には絶大な権限が与えられてきた。だが、現行憲法は、天皇を「象徴」と表現し、国政に関する権限を持たず、国事行為のみを行う存在とした。
第二次世界大戦後、米国などの連合軍では天皇制廃止を求める意見が強かった。しかし、日本の国内世論は天皇制擁護論が圧倒的で、総司令官マッカーサー元帥は天皇制廃止は占領政策に不利と判断。天皇の強大な権力をなくしたうえで、天皇制を存続させた。


〇第二条
最近(※中日新聞・東京新聞に、「逐次点検日本国憲法」が掲載された当時)、にわかに注目を集めている「女帝」容認論。皇位継承について書いてある第二条は、この問題に直結する。

皇室典範第一条では、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と規定している。女性天皇を認めるには、この条文を改正しなければならない。

〇第三条
天皇が行う「国事に関する行為」をめぐっては、内閣が決定することを定めているのが三条だ。天皇の行為を、議会制民主主義に基づく内閣の判断に委ねることで、天皇の行う「国事行為」が国民の意思に沿うものになるよう規定している。
間接的に、天皇も国民主権の下に置かれることを示したもので、一条で「国民の総意に基づく」と定めた天皇の地位を、内閣との関係で保障したといえる。
 

〇第四条
天皇の国事行為は具体的に、六、七条に列挙されている。ここでは、旧憲法下で天皇の統帥権を盾に軍部が独走した戦前の教訓から、天皇のあらゆる行動が国政に対して影響を与えることないよう規定し、天皇の政治影響力を排除した。天皇は国事行為以外に、私的な行動も当然行う。こちらも国政に影響を与えることはあってはならないとされている。

ただ、実際のところ天皇は、外国公式訪問や国内の公式巡幸、国会開会式での「おことば」だど、国事行為ではなく私的行為とも言えないことを少なからず行っている。これらは「公的行為」と呼ばれていて、国事行為と同じように内閣がその責任を負うが、憲法上の規定はない。

〇第五条
どのような場合に摂政が置かれるかなどについては、皇室典範の十六〜二一条で規定している。それによると、摂政が置かれるのは、天皇が成年(十八歳)に達しない時か、心身の疾患や重大な事故で自ら国事行為を行うことができず、皇室会議で摂政を置くことを決めた時。摂政になれるのは(1)皇太子、皇太孫(2)親王・王(3)皇后(4)皇太后 など、成年の皇族とされている。

〇第六条
首相や最高裁判所長官の任命というと、とても大きな権限を持っているように感じるが、国民主権をうたっている今の憲法では、天皇はあくまで象徴的な存在。それぞれ国会、内閣の指名に基づいて行うと規定されているため、天皇が独断で任命することはできなくなっている。

〇第七条
七条も、六条に続いて天皇の国事行為を具体的に書いている。いずれも三条で定めているように、「内閣の助言と承認」に基づいて行われる。
この中で、常に議論されてきたのが三番目の衆院解散。天皇の国事行為だが、内閣の助言と承認が前提になるため、事実上は首相に「解散権」があるとされている。事実、多くの歴代首相が、自身の政権にとって、有利な時期を選択して「七条解散」を断行してきた。
しかし憲法には。六九条に衆院で不信任案決議案が可決された場合の解散の規定があるだけで、首相に解散権を明文規定はない。


〇第八条
皇室は戦前まで、膨大な財産を持っていたが、今は憲法の八八条で、すべての皇室財産は、国に属することが決まっている。この八条ではさらに、皇室の財産の授受を国会のコントロールの下に置いた。
ただ、すべての財産移動に議決が必要なわけではない。皇室経済法では、私的経済行為、外国との交際のための儀礼上の贈答など、少額の財産授受は議決を不要としている。このため、実際に議決が行われることは、そう多くない。


(お断り)
 「日本国憲法を一緒に勉強しませんか」のシリーズにはコメントを受け付けておりませんので、ご了解ください。
posted by お好みシェフ at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月29日

最近の想いを2つ

★想い:その1
 その日の朝、私は、リビングのパソコンに向かっていましたが、テレビのNHKニュース速報で「19名が殺害された模様・・・」との音声が耳に入りました。
 テレビを視ていた家内に、「世界で起きた事件、日本のこと・・・」と尋ね、相模原市の障碍者施設「津久井やまゆり園」で起きた事件と知り驚きました。


 現在、小牧市では新図書館建設審議会が開催されており、その建設場所の1つの候補であるラピオビルを管理運営する小牧都市開発が、6月30日付で小牧市に「報告及び要請」と称する文面が提出されたことが明らかになりました。
 その文面では、小牧都市開発鰍ヘ、今後のラピオビルの施設コンセプトを、「こども・子育て」とするものでした。
 私は、あの速水社長小牧商工会議所専務理事)が、「報告及び要請」と称する文面に書かれた内容を、小牧市に提出したことに疑念を抱き、7月27日に、次の「行政文書開示請求書」を提出いたしました。
 私の疑念とは、「あの速水社長が、このような文面を出すがハズがない」という想いと、「あの速水社長までが、商工会議所が行うプレミアム商品券発行事業に対し、毎年1億円以上の助成金を受けていることを意識して、山下市長の政策に擦り寄ったのか」という想いが、交錯する中での疑念でありました。


提出した行政文書開示請求書
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 山下市長は、平成21年度から30年度を計画期間とする第6次小牧市総合計画の中間点における基本計画の見直しにあたり、大勢の市民・大勢の職員が努力して作成した第6次小牧市総合計画を、実質的にぶち壊し市政戦略編の都市ヴィジョン1として「子ども遊・チャレンジNo.1都市」を掲げ、その戦略として「こどもの夢を育み、夢への挑戦をみんなで応援するプログラムの展開」といたしました。

 こども夢育み事業の一環として、小牧市はJFA(公益財団法人日本サッカー協会)との契約に基づき、「夢の教室」を実施しています。
※ホームページによれば、夢教室とは、「役のJリーグやなでしこリーグ、Fリーグ、JFLの選手、そのOB/OGなどのサッカー関係者及び他の競技種目の現役選手、そのOB/OG等が、「夢先生」として、自らの体験をもとに「夢を持つこと、その夢に向かって努力することの大切さ」、「仲間と協力することの大切さ」などを講義と実技を通じて子どもたちに伝えるとのことであります


 私は、子供の夢がどのようにして育まれ、どのようにして子供の夢が破れるのか等に関する知識は全くありませんが、自分自身の経験から、「夢教室って、何か、チャラいことをやっているなあ・・・」「基本的に、こどもの夢は、子供自身が抱くもので、大人が上から目線で抱かせるものではないのに・・・」との想いがあります。

 また、こども夢育み事業の一環として、小牧市においては、今年の6月議会において、「小牧市地域こども子育て条例案」が提出され、その原案に対する修正案も提出されましたが、賛成少数で否決され、賛成多数で原案通り可決されました。
※修正案といっても、条例そのものを修正すべきというものではなく、第2章「こどもの務め」を削除する、第3章「保護者等の責務」を「保護者等の役割」に修正し、「保護者の責務」を「保護者の役割」に、「地域住民の責務」を「地域住民の役割」に、「事業者の責務」を「事業者の役割」に、「学校等の責務」を「学校等の役割」に、「市の責務」を「市の役割」に修正するというものでした。

 私は、「修正案の方が可決された方が良い」と、傍聴席で判断していましたが、現状の小牧市議会では、議論を深めることもなく、山下市長が提出した原案通り、賛成多数で可決されました。

 
 そうした種々の「こども・子育て」に関する想いの中で、「津久井やまゆり園」の事件が発生したのですが、お昼ごろには、容疑者の名前や、容疑者が教師を目指していたことが報道されました。

 私は、お昼過ぎに家内に「容疑者の親は教師だろうね・・・」とつぶやいたところ、家内から「お父さん、そんな決めつけては駄目よ・・・」と言われました。
 しかし、夜になって、容疑者の父親が教員であったことが報道されました。その報道に私は、「やっぱり、親は教師であったか・・・」と、心の中でつぶやきました。


 勿論、教師の中でも極々一部の事例でしょうが、私は、特に、校長等の管理者を経験した教師は、自分の子供に、「お前も、お父さんの歩んできた道を進め」と、レールを敷いてしまうケースがあるようです。
 子ども自身の夢に耳を傾けないで(子供の夢について話を聴いてやらないで)、親が子どもの人生のレールを敷いてしまう事例があるようです。
 親がレールを敷いた場合、そのレールに乗っかれない子供達親に自分の意見を言えない生真面目な子供達は、徐々に親に反発し、親と口をきかなくなったり、自分の世界に閉じこもったりしてしまうと思います
 そうした視点で今回の事件を見つめると、容疑者の犯行は絶対に許されませんが、「容疑者も被害者の一人かもしれない・・・、かわいそうに・・・」との想いが、心の中のどこかにあります。


 私ごとですが、薬剤師の父親は、まちの小さな薬局を自営していましたが、5人の子供を大学まで通わせるために、母親と一緒に年中無休状態で働き、自分の娯楽など一切捨てて、5人の子供を育てることに愛情を注いでくれました。
 そして「お前も薬学部へ行け」というようなことを一度も言ったことはありませんでした。そして、子供の頃から毎日のよに交わした両親との会話から得た経験をベースに、私は自分の判断で薬学部に入学し、自分の判断で武田薬品に就職し、自分の判断で家内と結婚し、自分の判断で15年余り務めた武田薬品を退職し、自分の判断で2つの会社で働き、私の人生は私自身が決め歩んでまいりまいた。
 
 子どもに対しても、「こういう大学を目指せ」、「こういう会社に就職しろ」、「こういう人と結婚しろ」とは一度も言ったことはありません。
 こどもに対する愛情をもって、「自分の人生は自分で切り開いてほしい」見守ってきただけであります。


★想い:その2
 都知事選挙の投票日が近づいてきました。テレビのワイドショー番組では連日、主要3候補の言動を中心に報道しています。
 その中で、先ず1つ気になるのは、鳥越俊太郎氏の立候補について、「究極の後出しジャンケン」だと報道している点です。
 そういうワイドショー番組を視聴する私が悪いのかもしれませんが、そのような時、「何が究極の後出しジャンケンだ! お前たちこそ究極の取材不足ではないか!」との想いで腹立しくテレビ画面をにらみつけています。

 次に、地方自治の二元代表制における、首長・議会(議員)・市民の役割や、投票することの重要性を取り上げるのではなく、視聴者が興味を抱きそうな内容の報道を繰り返し、タレントに専門外のコメントを言わせることで番組を構成していることについては、「テレビがますます、自分で考えない馬鹿な国民を育てようとしているなあ・・・」との想いがあります。

 ふるさと納税制度が、受益者負担に反する制度であることえを一切取り上げることなく、寄付の見返りとして提供される特産品ばかり報道しているのと同じです。

 そうか、テレビ(特にワイドショー番組)は、「ポケモンgo」ならぬ、「バカモンgo」のアプリか・・・


(お断り)
 本日のブログのカテゴリーは「管理者の想い」でありますので、コメントを受け付けておりませんので、ご了解ください。
タグ:小牧市
posted by お好みシェフ at 12:40| Comment(0) | 管理者の想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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